多摩のちょっとマニアックな見どころ：白丸ダム（白丸調整池ダム）

私は生まれも育ちも多摩っ子でありながら、白丸調整池ダムを知ったのは最近のことだった。インターネットがなければ、その存在を知ることはなかったかもしれないほど、ひっそりとした場所にあるダムだ。

画像の中央より上、少し左側に見えるのが魚道の外部。白丸調整池ダムは、1963年に完成した東京都交通局の発電用ダムである。魚道は、ダムで遮断された河川を遡上する魚たちのために設けられている。

魚道の内部も見学が可能で、巨大建造物や廃墟マニアにはたまらない雰囲気が漂っている。螺旋階段を降りていくと、魚道の中を流れる水が見える。

一番の見どころは、この螺旋階段か。

もちろん、見どころはそれほど多くはなく、魚も運がよくないと目にすることは難しい。しかし、近場に住んでいる人にとっては、せっかくだから一度は訪れてみる価値がある場所だと思う。

白丸調整池ダムは、自然と歴史に囲まれた静かな場所で、多摩地域に住む人にとって新たな発見となること間違いなし。ぜひ、足を運んでみてはいかがだろうか。