2018/04/18

イスラエルの国民性

写真はハイファの街中で出会った猫ちゃんとイカした落書き。

こんなタイトルにしておいてなんだが、国民性などというのを語るのは困難である。
どんな国にもいろんなタイプの人が居て、マジョリティもマイノリティも、パワーエリートも、浮浪者も居るケースが多いであろうからだ。

とはいえやはり感じる印象というものはあるもので、その印象について記しておきたい。
なお、今回はアラブ系の住民とはあまりかかわりが無かったため、基本的にはユダヤ人に関する印象になっている。

【印象の良い点】
・概ねフレンドリーである(少なくとも日本人には基本的に)
これは個人的に意外だった点だが、多くの人がフレンドリーであった。
職場しかり、町中しかり。
例えば普段よく利用していたショッピングセンターで何度かすれ違った女の子が相手の方から話しかけてきたり、テルアビブの海岸通りでカメラを持って歩いていたら、人生初の逆ナンをされたり、正直10年前に来ていたら人生変わっていたかもしれないレベルでフレンドリーだった。

・親切な人が意外と多い
バスやシェルート、あるいはスーパー等で英語が通じないことがそこそこあるのだが、そういう時は大抵周りの人が英語で助けに入ってくれる。大抵というか私の経験では100%そうだった。
とある別の某ウクライナでは現地語ではない英語で話しかけただけで、しかめっ面をされた事が多かった経験と比べるととても親切に感じた。

【印象の悪い点】
・所かまわず道に唾を吐く者が居る
全員というわけではもちろんないが、ユダヤ教の保守的な信者らしき格好をした若者が唾をそこら中に吐き散らしている場面を何度も目にした。
恐らく唾を吐くなという戒律は無いのだろう。これには、戒律さえ守ればよいのか?という疑問を感じざるを得なかった。日本にももちろんそういった人物はいるが、明らかに多く目立った。

・町中で金の無心をされるケースがある
ショッピングモールや道端で、普通にお金をくれと声を掛けられることがあった。

・遠慮がない
友達になると、すぐに勤務先はどこだ?仕事内容は?年収は?などと平気でズケズケと、立ち入ったことを質問してくる人が多い。
何が悪いとは言いにくいのだが、日本人の習慣からするとやはり違和感は覚えざるを得ない。

・ニーハオニーハオうるさいやつが居る
人種差別的な意識が根底にあるのかどうか、明確には判断できないケースも多かったが、アジア人とみるととりあえずニーハオニーハオというのは若干馬鹿にされているような気がしないでもない。
最初はNo ニーハオとしかめっ面で返していたが、あまりにも多く、面倒くさくなって、最後にはニーハオと返す様になった。

人に対する印象はこんなところである。
女性は兵役で鍛えられる影響か、日本に比べ開放的かつ積極的な人が多いように感じた。
友達になった女性に聞いたが、女性でも地上部隊の2週間サバイバル訓練の様なハードな訓練に参加するケースもあるそうで、こういった兵役と周囲の国家との政治的軍事的緊張状態が、国民性に与える影響は無視できないように思われた。

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夢、理想、やりたい事、自分探し。将来どんな仕事がしたい?将来何になりたい?という幼少期の問いから始まり、進路相談でも将来の夢を語らされ、就職活動でもなぜこの会社・業界・業種なのか、なぜやりたいのかを問われる。さらに就職した後の目標設定・評価等でも、何がやりたいの?などと問われる。...